Art Complex 片平


「考古学収蔵庫」


「しだれ桜」

柴田 治

考古学収蔵庫は旧制二高書庫として明治43年に建てられ、それを撮ったカメラは昭和8年から発売されたものです。ここには20世紀に確立した近代デザインの特質が見られます。装飾を排除し、機能的な合理性を追求しながら、それが結果として優れた表現になっています。それだけでなく人間的な暖かみを受けるのは、素材感や手仕事の感覚を色濃く持っているからでしょう。
創造から70年以上の歳月を経て少々くたびれたものの、いずれもりっぱに現役で働いています。
まだまだ新参者には負けられないと言っているかのようです。

時の流れは、旧制二高時代にメインアプローチを飾ったしだれ桜に刻まれています。

撮影:スーパーセミイコンタ(Super Ikonta 530) 1933年 独ツァイス=イコン